【活動レポート】第46回 「後発でも売れる!強いコンセプトの創り方」マーチャントクラブ福岡定例会(Zoom 開催)
マーチャントクラブ福岡支部 事務局長のゆかです。
第46回目のマーチャントクラブ福岡支部の定例会が、2024年2月28日(水)に開催されました。
今回の定例会のテーマは「後発でも売れる!強いコンセプトの創り方」でした。
個人が自分のサービスや商品を売っていく上で、一番悩むところといえば「コンセプト」です。
なかなかバシっとハマるコンセプトを創るのは難しい…
ということで、代表の田原さんが「後発でもこういうコンセプトで攻めたらいいよ」というコンセプトの創り方をお話ししてくれました。
それではここから、第46回定例会の様子をまとめていきます。
【Zoom開催で7名の方にご参加いただきました!!】
講師プロフィール
田原靖識氏
YOUSEED株式会社 代表取締役
マーチャントクラブ福岡 支部代表
福岡県出身、福岡市在住。大学卒業後、一部上場企業に就職。ダイレクトメールの制作やプロモーションを中心とした販促物の企画に携わる傍ら、WEBマーケティングに興味を持つ。
12年の在職期間中、営業成績で全国1位にランクインするなど実績を上げるも、時代に逆行した社風に違和感を覚え、35歳で起業。
しかし副業や起業市場の飽和により、他者と差別化できずに挫折。その後、日本トップクラスのコンサルタントに従事しプロモーションスキルを習得。現在は、WEBが苦手な経営者の右腕となり、WEB事業の展開のビジネスプランニングを担う。
僕たち自身がビジネスを全力で楽しみ、笑顔でやりがいを持って働く起業家、経営者を増やしたいという思いから、マーチャントクラブ福岡支部を立ち上げ、現在は福岡から全国へ向けて事業展開をしている。
Contents
「後発でも売れる!強いコンセプトの創り方」の概要
今回の定例会のテーマは「後発でも売れる!強いコンセプトの創り方」でした。
内容は以下のような感じです。
- コンセプトの重要性と差別化
- マーケティング戦略「3M(スリーエム)」
- 実践的なコンセプト作り
コンセプトの重要性と差別化
最初に、「コンセプトってどうやって決めていますか?」という質問からのスタートです。
まずは、みなさんどうやってコンセプトを決めているでしょうか。
- 差別化
- USP
- 得意なこと
- 他にはないスキル、ノウハウ
など・・・
このように色々考えて打ち出しているでしょうけど、お客さんから見たらきっとこんな感じ。
みんな同じ。なにが違うのか分からない。w
おそらく、このようお客さんから見たら、みんな同じで選ぶ基準が分からないみたいな状態だから、選ばれにくいのではないかと言うことです。
田原さん曰く、提供している商品やサービスが他とどう異なるかを第三者から見ても明確にする必要があると指摘しています。
じゃあどうしたら良いのか?それは…
「分かりやすさ」ではないでしょうか。
田原さん自身、WEBプランナーという肩書きで活動をしていたのですが、周りからは「プランナーってなに?」「結婚式のプランナーさん?」みたいに思われてたりして、分かりやすくしないとなぁと感じたそうです。
それでは、分かりやすさを追求するために、自分自身のサービスが他とどう異なるのかを明確にしましょう!
マーケティング戦略「3M(スリーエム)」
マーケティング戦略を成功させるためには、「マーケット(誰に売るのか)」、「メッセージ(どのように伝えるのか)」、「メディア(どこで伝えるのか)」という3つの核心要素を明確にすることが不可欠です。
これらの要素、「3M」はマーケティング戦略の基盤となり、それぞれが戦略の効果を大きく左右します。
では、この3M について少し詳しく解説します。
マーケット:理想の顧客を探っていく
マーケットは、「誰に?」の部分です。
マーケティング戦略を立てる際には、「マーケット」を明確に定義することが極めて重要です。
この「マーケット」とは、製品やサービスを売る対象ターゲットを指し、効果的なマーケティング戦略の基盤となります。
理想的な顧客像(ペルソナ)を明確にすることで、よりターゲットに合わせたアプローチが可能になり、マーケティングの効率と効果を大幅に高めることができます。
さらに、理想的な顧客像(ペルソナ)を深く理解するためには「BDF」の概念が有効です。
BDFとは?
- Beliefs (ビリーフ): 当たり前と思っている価値観
- Desires (デザイア): 願望や欲求
- Feelings (フィーリングス): 感情・不安
顧客が何を信じ、何を望み、どのような感情を持っているのかを深掘りすることで、よりパーソナライズされたマーケティング戦略を展開することが可能になります。
実際に自分のサービスや商品を手にしてくださったクライアントさんでBDFを考えてみて共通点はないか探ってみてください。
強力なコンセプトを創るには、まずはマーケットの洗い出しからしっかり行いましょう。
メッセージ:何をオファーとして売る?
次に、メッセージ「どのように伝えるか?」という部分です。
マーケティング戦略における「メッセージ」は、効果的なオファーを作ることです。
オファーは、田原さん曰く自身のサービスや商品ではなく、その提供する価値やオファー自体を前面に出すことが大切だということです。
具体的には、単に「集客コンサルをしています」と伝えるのではなく、顧客に実際に価値を感じてもらえるような独特で魅力的なオファーを行います。
例えば、購入した商品に追加で何かをプレゼントする、特定のサービスを利用した際に次回無料にするなど
顧客に「これは買わなければ!」と感じさせるようなオファーの提案が効果的です。
また、特典を先に提示する「逆転オファー」のアイデアや、ユニークなプロモーション(例:ミステリーギフト)など
顧客の好奇心を刺激し、興味を引きつける方法などもあるそうです。
さらに、オファーの背後にある思いやりや、顧客が実際に必要としているものを深く理解し、それを満たすようなサービスや商品を提供することも大事です。
顧客が自分のニーズを明確にしていない場合でも、その潜在的な要求を読み取り、それに応えることができるオファーを作れるとめちゃくちゃ喜ばれます。
最終的に、メッセージ戦略においては、単に自社のサービスや商品を宣伝するのではなく、顧客にとって真に価値あるオファーをどのように提示し、伝えるかが鍵となります。
顧客の期待を超え、彼らが抱える問題やニーズに対して具体的かつ魅力的な解決策を提案することで、より多くの顧客を引きつけ、ビジネスを成長させることができるのです。
メディア:お客さんはどこにいる?
最後、メディア「どのように?」「お客さんはどこにいる?」という部分です。
マーケティング戦略を成功に導くためには、メッセージをどのメディアを通じて伝えるかが重要です。
特に、適切なメディア選択が成功に直結します。
というのも、現代においては、SNSや広告媒体など、様々なメディアを活用する選択肢が存在するので、メディアを選び間違えないようにしてください。
ここでは、3C分析で自社が勝つための成功要因を導き出しました。
3C分析とは?
マーケティング戦略を立てる上で、3C分析は極めて有効なフレームワーク
- Company(自社)の分析:自社の強み、弱み、提供する価値やサービスを明確にします。市場内での自社のポジショニングを理解し、それを基に戦略を練るための基盤となります。
- Customers(顧客)の分析:顧客のニーズや欲求、購買行動のパターンを詳細に分析します。特に、BDF(Beliefs, Desires, Feelings)の観点から顧客を理解することで、よりパーソナライズされたマーケティングアプローチを実施することが可能となります。
- Competitors(競合)の分析:市場内の競合他社の戦略、強み、弱みを分析し、自社との比較を行います。競合が提供していない価値やサービスを見つけ出すことで、市場内での差別化を図ることが可能です。
3C分析を活用することで、自分自身と市場を深く理解し、競争で一歩リードする戦略を立てることが可能となります。
自分の得意分野を生かし、顧客が本当に求めているものを提供し、他の事業主との違いを明確にすることが重要です。
このアプローチにより、自分のマーケティング効果を最大限に引き出すことができます!!
これら3Mを適切に組み合わせ、連携させることで、マーケティング戦略はその効果を最大限に発揮します。
明確なターゲット市場の選定から始まり、魅力的なメッセージを適切なメディアを通じて伝えることで、ターゲットとの強固な関係を築き、長期的な成功を目指すことができます。
このアプローチは、マーケティングの効率性を高め、資源の最適な利用を実現するための鍵となります。
実践的なコンセプト創り
今お伝えしたマーケティング戦略「3M(スリーエム)」の内容を踏まえて、実践的なコンセプト創りです。
後半は、ワークの時間をとって、自分のコンセプト創りをしました。
その場で田原さんが、ご自身のコンセプトを実際に創りながらホワイトボードで解説してくださったので、自分に置き換えて考えやすかったです。
ここの具体的な創り方は、福岡支部メンバーのみだけで、メンバーさんはアーカイブ動画を見ながらワークを実践してください。
気になる方は、マーチャントクラブ福岡支部メンバーになっていただくとアーカイブで視聴することができます♪
以上が今回のセミナーの内容でした。
まとめ
今回は、マーチャントクラブ福岡支部の第46回定例会「後発でも売れる!強いコンセプトの創り方」セミナーの様子をレポートしました。
講義では、コンセプトを創るのに知っておくと大切な「3M」について具体的に学べました。
実際に、講義の時に自分のことを考えるワークがあったのですが、自分が思っていたターゲットの望みが若干ズレているのかなぁということに気づけました。
それに、「差別化」という部分で、私の強みが出てないコンセプトだったなぁというのも分かったので、すぐに自分の強みを出したコンセプトに変更しました。
今回の講義、改めて自分自身を向き合うきっかけがもらえたので、よかったです。
それでは、今回のレポートはこれで終わります。
このレポートが今後のあなたのビジネス拡大のお役に立てたら幸いです。
勉強会にご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
来月もお楽しみに!!
第46回 マーチャントクラブ福岡支部定例会 講義ビデオ
講義全編
「後発でも売れる!強いコンセプトの創り方」セミナー
◆開催日時:2024年2月28日(水)10時〜12時
◆開催場所:Zoomオンライン開催
◆講師:YOUSEED株式会社 田原靖識氏
第46回 定例会|前半:38分13秒
第46回 定例会|後半:40分20秒
WEBの学びと交流ができる場所がマーチャントクラブ福岡支部
WEBマーケティングの基礎をもっと知りたいという方、また他の起業家さん、経営者さんの意見を聞いたり交流したいという方は、マーチャントクラブ福岡の定例会にご参加くださいね。
マーチャントクラブ福岡では、オンライン・リアルの両方で、毎月第4水曜日の10時から定例会を開催しています。
今回のわたしのレポートを見て、ちょっとでも興味が湧いた方は、お試しでも参加することができるので、こちらからお問合せいただけると嬉しいです。
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