【活動レポート】第43回 「ボーナス商戦チャンスを捉えろ!年末年始キャンペーン戦略」マーチャントクラブ福岡定例会(Zoom 開催)
マーチャントクラブ福岡支部 事務局長のゆかです。
第43回目のマーチャントクラブ福岡支部の定例会が、2023年11月22日(水)に開催されました。
今回の定例会のテーマは、「ボーナス商戦チャンスを捉えろ!年末年始キャンペーン戦略」ということで、マーチャントクラブ福岡代表の田原さんが講師でお話をしてくれました!!
2022年の11月にも「年末キャンペーンの創り方-ワークショップ」ということで定例会の時間でキャンペーンを創ってみよう、という会を開催したのですが、今回はその2023年版でした。
ただ、2023年版のキャンペーン戦略は昨年よりパワーアップしていました!!!
「どんなところが?」というと、講師の田原さんの実例データ共有がかなりパワーアップしておりました。
「実際にどんなキャンペーンが反応もらえるのか」など、田原さんの実例を交えて説明してくださったのは分かり易かったです。
それではここから、マーチャントクラブ福岡の第43回定例会の様子をまとめていきます。
2023年11月のマーチャントクラブ福岡の定例会は、Zoom開催で7名の方にご参加いただきました!!
講師プロフィール
田原靖識氏
YOUSEED株式会社 代表取締役
マーチャントクラブ福岡 支部代表
福岡県出身、福岡市在住。大学卒業後、一部上場企業に就職。ダイレクトメールの制作やプロモーションを中心とした販促物の企画に携わる傍ら、WEBマーケティングに興味を持つ。
12年の在職期間中、営業成績で全国1位にランクインするなど実績を上げるも、時代に逆行した社風に違和感を覚え、35歳で起業。
しかし副業や起業市場の飽和により、他者と差別化できずに挫折。その後、日本トップクラスのコンサルタントに従事しプロモーションスキルを習得。現在は、WEBが苦手な経営者の右腕となり、WEB事業の展開のビジネスプランニングを担う。
僕たち自身がビジネスを全力で楽しみ、笑顔でやりがいを持って働く起業家、経営者を増やしたいという思いから、マーチャントクラブ福岡支部を立ち上げ、現在は福岡から全国へ向けて事業展開をしている。
Contents
「ボーナス商戦チャンスを捉えろ!年末年始キャンペーン戦略」の概要
今回の定例会のテーマは「年末年始のボーナス商戦チャンスを狙え!」でした。
サブキャッチフレーズとして、「自社プロモーションの進捗をリアルタイムで共有する」という点が強調されました。
講義の主要部分では、マインドマップを活用して、年末年始のキャンペーン戦略をどのように展開するかについて詳しく説明されました。
主な内容は以下の通りです。
- 仕掛けるタイミング
- 集客のスタート時期
- プロモーションの実施開始
- 集客が思うように進まない場合の改善ポイント
- 年末年始の販売戦略による売上単価の2倍から5倍への引き上げ
1.仕掛けるタイミングについて
年末年始のキャンペーンは「いつ開始するのが最適か」という話がありました。
このタイミングに関する重要なポイントは、「今がその時!」ということです。
これには主に二つの理由があります。
- お金の動き - 年末年始は消費が活発になる時期
- 人の感情の動き - この時期は人々の感情が高まり、消費意欲が増す
このように、年末年始は金銭的な動きと感情的な動きが交差する時期なので、キャンペーンを仕掛けるには最適なタイミングだということです。
タイミングの注意点
ただし、仕掛けるタイミングには注意点もあると指摘されました。
「年末年始だから」という理由だけでキャンペーンを開始しても、必ずしも成功するとは限りません。
告知が突然すぎると、期待値が低い状態で始まる可能性があり、その結果、効果が出にくいことがあります。
たとえ著名な人物であっても、ポンっと告知して大きな反響を得るのは難しいです。
すごい影響力のあるインフルエンサーでなければ、一発で大きな成果を上げるのは困難です。
自社のプロモーションを仕掛けるのは怖い
仕掛けるタイミングを考える中でどうしても気になることは「人が集まらなかったらどうしよう...」という部分です。
どうしても自社のプロモーションを仕掛けるのは怖いです。
そんな不安を軽減する戦略は以下の通りです。
- 先行予約制:参加者を早期に確保する
- 限定参加権の提供:当選者のみが参加できる特別なイベントを設ける
- 参加者数に基づく開催:◯人集まったら開催みたいに一定数の参加者が集まった場合のみ開催する
など・・・
このような逃げ道を作って募集をするのは有効な手段です。
そうすると仕掛ける際の不安やプレッシャーは軽くなり、キャンペーンに集中できるのではないでしょうか。
2.集客のスタート時期
続いて、キャンペーンの集客をする時期も迷うところです。
以下は、プロモーションを効果的にスタートさせるためのステップです。
- 内容をざっくり決める
- ヒアリングとリサーチをする
- 内容を確定させる
- 集客、セールス方法、それまでの流れを決める
- セミナーの資料作成
- 目標設定シミュレーション
①内容をざっくり決める
どのようなプロモーションを行うかを大まかに考え、書き出します。
②ヒアリングとリサーチをする
ターゲット市場や他者の意見を収集します。
③内容を確定させる
収集した意見を基に、プロモーションの具体的な内容を決定します。
④集客、セールス方法、それまでの流れを決める
集客やセールス方法、流れを設計します。
集客
- 自分で作る(自社リスト/SNS /直接誘うーダイレクトに誘う)
- 借りる(他者リストー紹介してほしい人/受講生・卒業生/お世話になった方にお願いする)
- ※リストを持っている人に借りるのがいいー積極的に出会うと良い
- 買うー広告・メタ広告(インスタ・FB・オーディエンスネットワーク)
入り口はどれだけ作れるのかが大事になるので、集客の手段はたくさんあった方がいいです。
セールス方法は?
どんな風にうるかを考えます。
(例えば、セミナーの前半で情報提供を行い、後半で説明会(セールス)を行うなど。)
流れを設計する(設計図を作る)
どんな風に集客してどんな風に売っていくのか?という流れを組み立てます。
(例えば、セミナーの前半で情報提供を行い、後半で説明会(セールス)を行うなど。)
講師の田原さんの場合は、「オプト(見込み客)を集めて、体験セミナーに呼んでセミナーセールス」という流れ。
⑤セミナーの資料作成
セミナー資料は、プロモーション開始後に作成しても問題ありません。
プロモーションの進行に合わせて作成することで、効率的に進めることができます。
⑥目標設定シミュレーション
目標を具体的な数字で設定し、可視化します。現実的でない目標は、達成可能な目標に修正します。
以上が集客のスタート時期を決める時に考えておきたい項目です。
3.プロモーションを動かし始める
ここからプロモーションを動かし始めるという流れに入ります。
プロモーションを効果的に開始するための戦略ですが、講師の田原さんが実際にされた流れを共有してくれました。
- 決心:プロモーションをやろうと決心します。
- 講座の開始日の設定:講座を開始する日を決めます。
- 例えば、2024年1月開始予定など
- 集客のスタート:最低でも開始日の2週間前から集客を開始します。欲を言えば2ヶ月前。
- 体験セミナーの開催(オファー日):開催日が近すぎると申し込みが入りにくいので注意が必要です。
- 費用を設定する場合は理由付けをする。
- 戦略としては、早期割引や早期特典などは効果的です。ただ、区切るタイミングは大事。
- 紹介者への声掛け:信頼できる紹介者に声をかけ、協力を依頼します。
- 広告の準備(広告を使う場合):広告を専門の方に依頼する場合は、打ち合わせや擦り合わせなどを行います。
- 田原さんは2週間ほどで準備
- ランディングページ(LP)の作成:ランディングページの作成をします。
- 田原さんは、LPの大枠を1週間ほどで作成
- ※複数のLPを作成し、紹介者さんのリストに合いそうなモノを選んでもらうように工夫
- ステップメールの作成:段階的に情報を提供するステップメールを作成します。
- 田原さんは、8日から13日で一旦完成させた
- 広告を動かした時は、2通ほどしかできてなかったので動かしながら作った
- セミナー資料:セミナーで使用する資料を準備します。
- この定例会時点で田原さんは資料はできていなかった
プロモーションを動かす時の大事なポイント
期限の設定
申し込みを促進するためには、先行予約、早期割引、特典などの期限を設けることが効果的です。
余白と余韻の活用
興味を持ってもらうためには、すぐにオファーをしないで、関心を持たせる期間を設けることが重要です。
興味を持っている人への優遇
既に関心を示している人には特別な扱いをすることで、より効果的な集客が期待できます。
4.集客がうまくいかない時の改善ポイント
プロモーションを始める直前とか動かし始めた時とかガラッと変えづらい時に改善するポイントです。
「うしろから分析をする」
- 申し込みが入らない場合
例:申し込みフォームが分かりにくい場合、そのデザインや説明を見直します。
- 体験セミナーのLPが読まれていない場合
例:文章量を減らし、より簡潔で魅力的な内容に改善します。
- 教育用ステップ動画やメールが見られていない場合
例:次のコンテンツを見たくなるような工夫をします。
- メールの開封率が低い場合
例:1通目のメールでの興味喚起ができてない場合、内容やタイトルを見直し、よりインパクトを与えるように直します。
- 特典が受け取られていない場合
例:お客さんが実際に欲しいと思っている特典に変更します。
各ステージでの問題点があるので、後方から分析しそれに応じて改善をしていくことです。
このような改善を行いながら、反応をチェックし必要に応じてさらなる調整を行います。
5.売上単価を2倍〜5倍に引き上げる年末年始の販売戦略
講義では、年末年始に実施できる販売戦略について詳しく説明されました。
これらの戦略は、特にこの時期に売上単価を大幅に向上させるのに有効です。
年末年始限定の販売戦略
- 年末年始特有のキャンペーン
- 「まだ間に合う!年末年始スペシャル」や「新年のスタートダッシュキャンペーン」など、年末年始ならではのアプローチを取り入れます。
- ブラックフライデー特別価格
- 例えば、通常4,980円の商品をブラックフライデー限定で980円にするなどの特別価格設定。
年末年始は、販売戦略を立てやすい多くの機会があります。
プレゼント企画
- 利益還元祭
- クリスマスプレゼントや新春プレゼントなど、特別なプレゼント企画を実施します。
年始のオファーは特に利益を生み出しやすい傾向があります。
その他:セミナーの活用
- 特典としてのセミナー
- 商品購入者にセミナー参加の特典を提供します。
- セミナーへの追加料金オプション
- 追加料金(例:1,000円)でセミナーに参加できるオプションを設けます。
これらの戦略を通じて、年末年始の販売活動を最大限に活用し、売上単価を大幅に引き上げることが可能です。
以上が今回のセミナーの内容でした。
まとめ
今回は、マーチャントクラブ福岡支部の第43回定例会「ボーナス商戦チャンスを捉えろ!年末年始キャンペーン戦略」セミナーの様子をレポートしました。
講義では、「年末年始のボーナス商戦チャンスを狙え!」というテーマで、効果的なプロモーションと戦略に焦点を当て講師の田原さんにお話ししてもらいました。
まとめると内容は以下の通りです。
- プロモーションのタイミング:年末年始の消費者の購買意欲を捉える。
- 集客戦略:プロモーションの概要決定からヒアリング、リサーチ、内容の確定、集客とセールス方法の決定まで。
- プロモーションの開始:講座の開始日設定から集客、広告の準備、LPとステップメールの作成。
- 年末年始の販売戦略:特有のキャンペーン、ブラックフライデー特別価格、プレゼント企画、セミナーの活用で売上単価を2倍〜5倍に引き上げる。
プロモーションというと、どうしても組み立てるのが大変そうに感じます。
ですが、このような具体的なやり方のシェアや実際にやってみた感想などを聞けたのは貴重でした。
ここでは、年末年始に焦点を当てていましたが、プロモーション作成は別のタイミングでも行えることなので、覚えているといい内容だと思います。
自分でもプロモーションを行う際は、ここでの内容を思い出しながら戦略的に計画を立てて行います!!
それでは、今回のレポートはこれで終わります。
このレポートが今後のあなたのビジネス拡大のお役に立てたら幸いです。
勉強会にご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
来月もお楽しみに!!
第43回 マーチャントクラブ福岡支部定例会 講義ビデオ
講義全編
年末年始のボーナス商戦チャンスを狙え!「プロモーション設計」セミナー
◆開催日時:2023年11月22日(水)10時〜12時
◆開催場所:Zoomオンライン開催
◆講師:YOUSEED株式会社 田原靖識氏
第43回 定例会|本講義:1時間14分52秒
WEBの学びと交流ができる場所がマーチャントクラブ福岡支部
WEBマーケティングの基礎をもっと知りたいという方、また他の起業家さん、経営者さんの意見を聞いたり交流したいという方は、マーチャントクラブ福岡の定例会にご参加くださいね。
マーチャントクラブ福岡では、オンライン・リアルの両方で、毎月第4水曜日の10時から定例会を開催しています。
今回のわたしのレポートを見て、ちょっとでも興味が湧いた方は、お試しでも参加することができるので、こちらからお問合せいただけると嬉しいです。
マーチャントクラブ福岡支部について
ご質問などありましたらお気軽にお問合せください。