【活動レポート】第32回 「魅力を伝える力」を身につけよ! マーチャントクラブ福岡定例会(Zoom 開催)
マーチャントクラブ福岡支部 事務局長のゆかです。第32回目の定例会の様子をまとめていきます。
マーチャントクラブ福岡支部の第32回目の定例会が、2022年12月21日(水)に開催されました。
今回の定例会のテーマは、【「魅力を伝える力」を身につけよ!】と言うことで、マーチャントクラブ福岡代表の田原さんが講師でお話をしてくれました!!
自分で商品やサービスを作っている経営者さんは、やはり自社の商品やサービスを多くの人に知ってもらいたいと日々発信活動をしますよね。
その中で、ちゃんと相手に「魅力を伝えることができているのか?」というのは大きな課題です。
今回は、「バナナの魅力を100文字で伝えてください」というビジネス本の読解&解説で「魅力を伝える力」をアップさせようというお話でした。
そして、第32回目の定例会は2022年の最終月なので、講義のあと1時間ほど参加メンバーと1年間の振り返りをしました!!
12月のマーチャントクラブ福岡の定例会は、Zoomのみの開催で福岡支部メンバーを中心に6名の方にご参加いただきました!!
それではここから、今回のマーチャントクラブ福岡の第32回定例会の様子をまとめていきます。
講師プロフィール
田原 靖識 YOUSEED株式会社 代表
会社員時代、大手印刷広告会社にて大手企業に企画提案営業を担当。銀座並木通り一帯の広告プロデュースなども手掛ける。
納期までにクオリティの高いものを完成させなければならない環境下でPDCAの効率化を身に付ける。ある時会社員時代に会社に損失▲2000万近くの損害、プライベートでは株に失敗し-600万を出してしまい、「自分の力で稼ぐを身に付けたい」と強く思い、平日3~4時間、休日は12時間以上の時間を副業の学習に投資、独立。
現在は、最短で結果を出す方法を起業家を対象にプロデュースを行うことや、常に時代に先駆けた新しい企画が出来るような人材を育てるべくwebプランナー養成講座を開催。
Contents
【本の読解】”バナナの魅力を100文字で伝えてください”から学ぶ!
画像引用元:Amazon「バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則」
今回の定例会は、「バナナの魅力を100文字で伝えてください」というビジネス本の読解&解説でした。
この本は、25年編集者として1,000人以上の方を取材された柿内尚文さんが書かれた本です。
内容はというと、著者の柿内さんが「伝わるとはどういうことか」を何度も何度も考え、学び、実践しながらやってきたことの積み重ねがまとめられた本になります。
Amazonのサンプル部分から
Amazonでサンプル公開されている内容をシェアします。
いきなりですが、クイズです。以下の画像をみてあなたなりの答えを考えてみてください。
どうでしょうか?考えてみられましたか?
ちなみに、参加者さんからはこんな答えが出てきました。
- 新鮮な野菜の見分け方を伝える
- 食べごろを教える
- 買わない方がいい野菜の情報
など…
答えはたくさんありますが、書籍の中での答えは以下の通りです。
「今日おすすめしない野菜や果物」を正直にお客さんに伝える。
商品サービスを販売するときに、良いことを伝えるのは当たり前にやっている人は多いです。
- こんな風にやったら良いですよ。
- 〇〇のここが目玉です。
みたいな…
だけど、あえてダメなことを伝えて良いことを引き立たせるのはお客様にいい部分が伝わりやすくなります。
比較の法則で価値を伝える
本の中でも紹介されているのが、この「比較の法則」です。
比較の法則は、できないことやダメなことを伝えて良いものを引き立たせることです。
比較を使ってお客様にダメなことできないことを伝えると、お客様から〇〇を得ることができます。
〇〇とは何かというと「信頼」です。
お客様からの信頼はとても大事です。信頼を得ながらしっかりと価値を伝えられるのがベストなんだと思います。
人は伝えてもらわないとわからない生き物
人に伝えるときは、ちゃんと伝えないと分からないです。
言わなくてもわかってくれるだろう、というのは無理です。
例え家族であっても、「わかってくれるだろう」と思ってることがわかってもらえずにぶつかり合ったりするわけです。
さらには、言葉だけではなく「態度や表情」も気をつけておく必要があります。
例えば、ムスッとした表情でどんなに良い商品を紹介されても、商品の魅力が伝わってこなくなります。
そして、伝え方がうまくなるには、「自分の性格」を切り離して伝えることも大切です。
自分の性格上、押し売りが嫌いだから「押し売りはしない」と決めていても、相手からしたら背中を押して欲しくて待っている場合もあるのです。
ですので、お客様のためを思うのでしたら、押し売りをしないといけない場面もあるので、「自分の性格」は切り離して伝えるようにした方がいいのです。
言わなくても分かってくれるはず…は通用しない
相手に何か伝えたいときは、「言わなくてもわかってくれるはず」「一度伝えたから…」というような気持ちは捨てた方がいいです。
「ここを見てください」「ボタンを押してください」など…
ぱっと見どれかが分からないのは、ちゃんと分かるように矢印や下線マーカーなどを使って伝わるように伝えていくことです。
相手に伝わるように頭の中を想像して伝える
伝わる感覚というのは、人それぞれ違います。
例えば、「バナナの魅力を100文字で伝えてください」と言われた時に、「酸味と甘味のバランス」という答えが返ってきました。
確かに、間違ってはいませんが、人によっては「なんか物足りないな」と感じることもあります。
相手に伝わるように話をするときは、相手の頭の中を想像しながら伝えることがポイントなんです。
人に伝えるための伝わる構造は7階建て
伝わる構造は、7階建てのビルのようになっているということが本に書かれているそうです。
7階建てビルの構造はこちら。
- ゴール設定
- 納得感
- 相手ベース
- 見える化
- 聞く力
- 親近感
- 信頼感
詳しい説明については、ここでは割愛しますので、実際に本を読んでもらいたいのですが、この構造だと伝わる伝え方ができるのです。
伝わる技術15選
最後は、本の中にある伝わる技術の中から、田原さんが15個をピックアップしてご紹介してくれました。
以下の通りです。
- 比較の法則:比較しないと人は魅力が分からない
- ダメなところは正直に伝える:訳あり商品・不揃いバーム(無印良品)のような感じ
- フリとオチをつける:話がつまらない人は「フリ」が足りない
- ファクトとメンタル:事実と感情を分ける(吉野家のコピー「うまい、やすい、はやい」はファクトとメンタルの代表)
- 脳内チューニング:わかり合いたい人とは脳内チューニングで考えを合わせる
- ネーミングの法則:名前をつけると特別な感じになる
- 「間」の法則:「間」をとって相手が考える時間を作る
- 数字の法則:数字は頭の中をくっきり、はっきりさせてくれる
- 読点の法則:「、」は伝わる強度をあげる(「春よ、こい」というユーミンの歌がいい例)
- 体言止め:言い切るとインパクトがある
- 外部力の法則:自分の言葉だけだと弱いときは、外部の力を借りると強くなる
- 相手メリットの法則:相手に得した!良かった!と思ってもらえるようにする
- 「3グッド」の法則:「自分」「相手」「社会」の3つのグッドを入れると興味関心が高まる
- 結論の伝え方:最初に結論を伝えるか最後に結論を伝えるかのタイミング
- 本能の言語化:顕在化していない「本能」を言語化する
大事なことが15個出てきているのですが、全て身につけようとせずに、できることから取り入れていくといいのかなぁと思います。
以上が、今回の定例会の田原さんからのお話でした。
これから商品やサービスを売っていかないといけない方にとっては、どれもとても大事なお話しになります。
すぐに取り入れられることや、改善できそうなことがあれば、参考にしてやってみてください!
わたしも伝えるのは苦手なので「自分の性格」を切り離し、大事なことは「伝わる」を意識して伝えていきたいと思いました。
後半:メンバーさんと1年間の振り返り
田原さんからの講義のあとは、参加メンバーさんと1年間の振り返りをしていきました。
うまくいったことやチャレンジしたことなどのシェアと、2023年はどんなことをやっていくのかをお話ししました。
簡単にメンバーさんからのシェアをまとめます。
- 資格取得にチャレンジした
- 新しいプロジェクトを始めた
- プロジェクトメンバーとして参加した
- 企画作りにチャレンジ
- スキルアップのための勉強を頑張った
など・・・
やはりご自身でビジネスをされている方は、いろんなことにチャレンジされていました。
それに2023年もさらに新しいことに挑戦していくということだったので、私自身も負けてられないなぁと気合が入りました。
こうやって、頑張っている方の話を聞いて刺激をもらえるのは、ビジネスコミュニティならではだなぁと思います。
2023年からもマーチャントクラブ福岡は、オンライン・オフラインでの交流の場を増やして、ビジネスの幅を増やせる活動をしていこうと思っています。
経営者さんとの交流やうまくいっている情報シェアなどの活動に興味がある方は、ぜひマーチャントクラブ福岡に参加いただけたら嬉しいです!!
最後に
今回は、マーチャントクラブ福岡支部の第32回定例会【「魅力を伝える力」を身につけよ!】の様子をレポートしました。
最後に、定例会に参加してみて、わたしが勉強になったことを簡単にまとめます。
- 伝えるより伝わるを意識して話をすること
- 言わなくても分かるは自分都合
- 正直に伝えることで相手からの信頼が得られる
- 相手を思うなら「自分の性格」は切り離すべき
- 伝えたいなら、相手の頭の中を想像して分かりやすい表現をする
- 伝わるためにできることはたくさんある
今回のことで、上記のようなことが学べたのかなぁと思います。
案外、自分のサービスや商品を売っていかないといけない方の中には、伝えることが苦手な方は少なくありません。
伝えるための伝わる技術というのは、ここでご紹介したとおり、すぐにでも取り入れて使えそうなものばかりです。
ですので、自分なりにできることから伝わる技術を取り入れていき、伝えたい人にしっかり届けられる発信を心がけてくださいね!!
それでは、今回のレポートはこれで終わります。
勉強会にご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
来月もお楽しみに!!
WEBの学びと交流ができる場所がマーチャントクラブ福岡支部
WEBマーケティングの基礎をもっと知りたいという方、また他の起業家さん、経営者さんの意見を聞いたり交流したいという方は、マーチャントクラブ福岡の定例会にご参加くださいね。
マーチャントクラブ福岡では、オンライン・リアルの両方で、毎月第4水曜日の16時から定例会を開催しています。
今回のわたしのレポートを見て、ちょっとでも興味が湧いた方は、お試しでも参加することができるので、こちらからお問合せいただけると嬉しいです。
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